糖尿病患者に注意が必要な包茎手術
生活習慣病の一つに糖尿病があります。糖尿病はインスリンが十分に働かないため血糖値が上昇し、尿に糖が排出される病気ですが、血糖値が高い状態のままでいると血管が傷つきやすく、心臓病や失明、腎不全などのより重い病気を併発するリスクが高くなります。また、過剰に糖分が排出された結果、逆に糖分が足りなくなって低血糖になると、強い眠気に襲われたり、意識が遠のいてしまうこともあるので要注意です。さらに、糖尿病は意外な病気を悪化させてしまうことがあります。
それは男性のデリケートな悩みである包茎です。仮性包茎や真性包茎など、いくつかの種類がありますが、包皮が亀頭を覆ってしまうために見た目の問題はもちろん、ばい菌が繁殖して包皮炎などを発症しやすいという問題があります。そして意外かもしれませんが、この包茎の患者さんが糖尿病を患うと、皮膚がもろくなり包皮炎を起こしやすくなったり、裂傷ができやすくなったりする可能性があるのです。そのためできるだけ早く包茎手術をすることが大切です。
ただ、糖尿病の患者さんが包茎手術を行うと、傷が治りにくかったり、感染症を併発しやすくなったりするリスクがあります。包茎手術を行うべきかどうか迷うところですが、まずは医師と最初によく相談する必要があります。経験豊富なクリニックであれば問題なく包茎手術を行うことができますので心配はありませんが、術後は感染症を起こさないように注意が必要でしょう。
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